ライターのペンネームは仕事スイッチになる

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ライターを始めるときに考えるのが、ペンネームか本名かということでしょうか。

私は最初は本名で仕事を獲得していましたが、今はペンネームにしています。

理由は、仕事と生活を分けるため。

気持ちの問題ですが、いつも自宅兼事務所で仕事をしているので切り替えるスイッチを押しづらいというのが悩みの種でした。

私生活とカウンセラーの仕事において、本名以外の選択肢がないので仕方ないにしても、ライターのときは気持ちを切り替えたいなと思い立ち、ペンネームを秋浦つなぐにしました。

途中からペンネームにするときの仕事への影響

正直、仕事に支障はありません。

ペンネームにしても、すべての契約書や書類上のやりとりは本名(戸籍名)ですから。

もし記名記事を手掛けたいとか、すでに手掛けている場合は、安易に変えないほうが得策でしょう。

名前で認識されている記事が別人のものになってしまわないように、記名記事を担当するときにペンネームか本名で対応するか決断することになります。

私は現時点で記名記事がないので、支障なしです。

ペンネームの決め方

ペンネームの決め方は、印象に残り、かつ読みやすいこと、自分にとって思い入れのある音や文字にするといいでしょう。

なぜなら、パッと見て印象に残ると仕事に繋がりやすく、愛着のあるペンネームにすると書くことが楽しくなるから。

そして自分の前にペンネームの自分というフィルターをかざすことで、紡ぐ言葉に丁寧さが出ると勝手に感じています。

それは自分を演じているという表現よりも、生身の自分の言葉を、ライターとしての自分に精査してもらってから現す作業に近いでしょう。

言葉は生ものだからこそ、自分の感情や思考をそのまま現してしまうと思わぬ方向へ暴れだしてしまうことがあるかもしれません。

ペンネームひとつ作るだけで、防波堤として思考や感情の波を穏やかにしてくれるのではないかと考えています。